異なるキャリアを歩んだ
2名の社員がカトーレックの
キャリアステップを語ります。
ロジスティクス事業本部
静岡営業所 所長
森井 涼亮
Ryosuke Morii
2011年入社 流通情報学部卒
2011年
新卒入社、筑波支店で食品輸送の配車業務
2013年
中部支店に転勤し、1年間自動車部品の
梱包、入出荷業務
2014年
同支店・食品メーカーのDC倉庫業務と
地場配送の配車
2021年
静岡営業所に異動。所長として管理業務
EMS事業本部
営業推進部 エキスパート(課長)
田﨑 俊
Shun Tasaki
2015年入社 工学部卒
2015年
新卒入社、ロケット案件の営業に携わる
2016年
ロケット案件受注、立上開始
2018年
複数の顧客の営業対応を行う
2019年
アシスタントマネージャー(係長)に就任
2020年
ロケット案件、立上完了
2024年
エキスパート(課長)に就任
森井
私は情報流通学を学んでいたこともあり、会社説明会の中で、業務内容や目指しているものなどを含めて、一番ピンと来た会社がカトーレックでした。そこで入社意欲が固まったという感じですね。
田﨑
私は工学部の出身なのですが、理系的なバックボーンを活かしながら、お客さまとの対話の中でビジネスを育てていきたいと願って、営業職を志望しました。そんな両立が叶う会社に出会えた、という想いでカト-レックに入社しました。
森井
折から私の就職活動時期は、リーマンショックの翌々年の2011年。産業界も将来への展望を築きにくくなっており、就活生にとってもかなり厳しい時期でした。そこで、海運からスタートして陸送へ、さらにEMS事業へと大胆な変革を続けながら、事業基盤を強化し続けてきた姿勢に、強い共感を抱いたのを覚えています。
田﨑
製造業がロジスティクス部門をもつケースはありますが、その逆への挑戦で、安定した基盤を築いている会社は、他にありませんからね。私は、工学部出身で営業を希望した姿勢に好意を抱いていただき、面接してくれた役員が、カトーレックの挑戦の歴史やマインド、そして将来展望などについて熱く語ってくれた「熱量」に惹かれて、入社しました。
森井
そうですね。「安定と挑戦」がバランス良く企業を支えているのが、当社の魅力ですね。私は、入社3年目で中部支店に異動。その翌年から得意先との窓口業務を任され、部下も数名できました。自分自身で判断して動く権限範囲が拡大した、さらに人を動かす責任を負ったことで、成長が加速されたという実感があります。
田﨑
私の転機は、ロケットの基板開発の立ち上げを担ったことです。ロケット打ち上げは国策的な大事業であり、開発期間や日程がキッチリ決められています。その一方で、法的な制約や条件も厳しく、新規開発に伴う想定外の事態なども生じがちです。そんな中で、イレギュラー対応などにも遭遇しながら、社内はもちろん、お客さまとも逐次調整を図りながら、最終的に満足いく成果物を期日通りに納入できた時に、「自分がワンステージ上がった」という達成感を味わうことができました。
森井
大きな挑戦こそが成長の鍵だ、という気がします。技術者にしろ営業担当にしろ、お客さまからの感謝やお褒めのお言葉で、いままでの苦労が吹き飛ぶ、みんなそんな体験をしながら成長してきたんじゃないでしょうか。
田﨑
その通りですね。お褒めの言葉とともに、次の案件のリピート発注をいただける。さらに、その評価を基に新規のお客さまからもお声がかかる、その嬉しさや誇らしさは、営業担当も技術者も同じなんです。
森井
現在、静岡営業所所長として、売上げや収益、さらに働く人たちのパフォーマンスやモチベーションアップ、教育や成長支援などを進めています。これまでは、自分の結果を出すことに精一杯でしたが、今は背負う責任も重くなり「自分の行動がどれだけの収益につながり、貢献度に結びつくのか」を、より強く意識するようになりました。
田﨑
目下、新規案件の獲得を進めながら、獲得した案件の量産立ち上げ、量産中の案件の営業窓口やフォロー、さらに国内外で調達した部材を使って海外生産〜供給を図る、いわゆる「out-out案件」の海外工場支援、そして後輩の育成などを担っています。まず、あらかじめリスクを織り込んだ発想で、常に次善策を用意しておく姿勢、そして先ほども話題に出ましたが、想定外のできごとへの臨機応変な対応力が、プロジェクト全体のパフォーマンスを左右するポイントですね。
森井
実は「想定外」の「想定範囲」を如何に広げるか…、そんな想像力が大切なんですね。そのためには、経験から学ぶ姿勢も重要です。そして部下はもちろん、パートさんや協力会社など社外の人たちにも気持ちよく動いてもらうことで、仕事が上手く回っていくわけです。そんな眼差しで見渡すと、現在の静岡営業所には、まだまだ改善の余地、つまり「のびしろ」があるんです。これからは、その可能性を大きく広げていきたい、と考えています。
森井
改めて振り返ってみると、お互い責任と負荷の大きい仕事を通じて自信がつき、それが次の挑戦につながっていった、という気がしませんか…?
田﨑
本当に、そうですね。大きな仕事を任せ、成功体験を持たせることで、人を育てる。それが、カトーレックの文化ではないでしょうか。
森井
失敗しても、次につながる何かをつかんでくれればいい。今はそんな想いで、若手に仕事を任せています。
田﨑
実際、転ぶことでつかめる物も多いのですよね。後輩達には、極力解答ではなく、成功への「考え方」を提示し、自分の結論をもって動いてもらいたいと思っています。
森井
入社したての頃、「10年後の自分を描け」という課題が出されたんです。私は「営業所の責任者になる」と書きましたが、確かに10年目にその目標を達成しました。
田﨑
製品や生産活動の評価規準となるモノサシに「QCDS(Quality、Cost、Delivery、Service)」があります。カトーレックは、もちろんそのいずれにも注力していますが、とくにサービスが他の追随を許さない自慢だと思います。サービスを支える第一の要素は「人」なんです。これからも、お客さまに「田﨑がいるから、カトーレックを選んだ」といっていただける自分づくりに努めたいですね。そして、若手から「あの人の下で働きたい」といわれる先輩でありたい。そういう自分を鍛えていきたい、と思います。
森井
私は、まず現在の静岡営業所の貢献度を高めることに全力を傾け、収益面でもEMSに負けないロジスティクス事業のさらなる拡大を支える存在に育てていきたいですね。